暮しの生活自由帳

健康で文化的な最低限度の生活を営むために、暮しの節約ネタや思わず手帖に綴って栞にしたくなる生活風景を自由帳にまとめています。

接着剤を考える

この記事を読むのに必要な時間の目安は: 約 6 分です。

 

普段のプラモやガンプラ製作で使っている接着剤を並べてみました

最近のガンプラでは、接着剤を使わずに組み立てられるタイプが主流となっていますが、一般的に模型を作る場合、接着剤は必需品の一つではないでしょうか・・・

孫子の兵法に、「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」とあるように、模型の使用材質に合わせて接着剤を使い分ける必要があります。

初期のガンプラも最近のガンプラも、昔の模型も、プラモデルと呼ばれるものは、基本的な使用材質は「スチロール樹脂:PS」 なので、下記写真①~④の接着剤を使用することが出来ます。

各接着剤に書かれている品名と成分、使用感を以下にまとめましたので、ご参考になさってください。他にも瞬間接着剤などがありますが、それはまたの機会に・・・
【接着剤】 スチロール接着剤

① タミヤ・セメント

成分:合成樹脂(11%)、スチロール樹脂系接着剤、スチロール樹脂有機溶剤(89%)、ミクロヘキサン、酢酸ブチル、アセトン

泣く子も黙る、プラモデル作成では、基本中の基本の接着剤です。

基本のタミヤセメント側面正面

基本のタミヤセメント側面

接着する両面にたっぷりと塗りちょっと時間をおいて、時には塗り重ねて接着する両面を接着剤で溶かし、ムニュッと貼り合わせてから、クリップなどで固定すること1日以上。

接着面から溶け出してはみ出したパテ代わりの接着剤を、紙ヤスリなどで処理します。ガンプラでは、MG(ガンプラの種類の中のマスターグレードシリーズの略)グレード以上のキットのように、肉厚のあるキットをしっかり接着したい時に有効です。

② タミヤ・リモネンセメント

成分:合成樹脂(10%)(オレンジの香りの接着剤)スチロール樹脂、d-リモネン、スチロール樹脂用溶剤形接着剤、柑橘精油(85%以上)

タミヤセメントリモネンはみかんの香り正面

タミヤセメントリモネンはみかんの香り側面

①と同じなのですが、①より少し値段が高いので①で十分(ある模型店主談)です。しかし、少し値段が高い分オレンジの香りが心地よいです。

家で制作中に「部屋が溶剤臭くなる!」と妻に怒られている、私のような模型製作の環境に恵まれていない方向けです。①②は合成樹脂が含まれているので、少し「ドロッ」としています。

③ タミヤ・セメント 有機溶剤(100%)(流し込みタイプ)

酢酸ブチル、アセトン スチロール樹脂用溶剤型接着剤

タミヤセメントの流し込みタイプはサラサラ正面

タミヤセメントの流し込みタイプはサラサラ側面

細く小さい部品を接着する場合や、飛行機や艦船などを貼り合わせながら、部品の接着面の外側に溶けた接着剤をはみ出させてたくない場合、紙ヤスリで処理したくない場合、肉厚が薄いもの・可動などの力が加わらない場所に有効です。

④ Mr.HOBBY・Mr.セメントS 有機溶剤(100%)(流し込みタイプ)

プラモデル用接着剤 メチルエチルケトン(スチロール樹脂用接着剤)アセトン、酢酸エチル

ミスターホビーのミスターセメントSは接着剤流し込みアルコール成分正面

ミスターホビーのミスターセメントSは接着剤流し込みアルコール成分側面

③と同じですが、アルコール成分が入っているので乾きが格段に速いです。そのかわり匂いは少し鼻につきますが、大量に使わないのでそれほど苦になりません。

③④は合成樹脂が含まれていないので「サラっ」としています。

『編集後記』

今回は、身近な素材を取り上げてみましたが、あくまでアマチュアモデラーの個人的な 主観なので、ご参考までにと言うことでご勘弁ください。

最近では瞬間接着剤を使うことが多くなりました。時短と固定ポーズものならこれで 十分な為です。ただし、ガンプラならMG以上は時間が少しかかっても、合成樹脂タイプでしっかりと楽しみながら組み立てるのが醍醐味のような気がしますが・・・

加筆追記日時: 2015年4月22日

まずは基本の接着剤なのですが、私の子供の頃は小っちゃいチューブ入りの接着剤が、申し訳程度の量だけ同封されているのみで、随分といい時代になったなぁ・・・とつくづく感じ入ったことを想い出します。

現在では、もっぱら④ Mr.HOBBY・Mr.セメントSを多用しています。スーッツと流れ込んで、ごくごく少ない量で、速乾で、接着できるのですから、瞬間接着剤以上に使い勝手の良いイチオシのプラモデル用接着剤です。ぜひ一度、試してみることをおススメします。

加筆追記日時: 2015年11月25日

最近では、街の模型屋さんが大型店舗に淘汰されてしまい、すっかり姿を消してしまいました。これからのクリスマス商戦や年末年始からお正月にかけての商戦では、確かに最新のプラモデルがトイザラスなどの大型店舗の商品棚に、ところ狭しと並んでいます。

しかし、接着剤をはじめとした工具・塗料などのプラモデル周辺備品は、種類も数も随分と減ってしまい、商品棚の隅っこのほうで申し訳なさそうに並んでいる寂しさです。

どうして?接着剤をはじめとする無くてはならなかったものたちが消えたのか?

その答えは皮肉にもプラモデル/模型キットたちが、商品としての完成度があまりにも高くなるという進化をしてしまったからです。20世紀少年だった私の世代では、恐竜や建物・車といったプラモデルたちの完成後の末路は、特撮を思わせるような爆竹やクラッカーによる大爆破と決まっていました。

なぜ爆破か?私の子供たちをはじめ、今の時代の少年少女のみなさんは不思議に思われるでしょう。

それは昔のキットの出来が悪く、組み立てるのに大変苦しめられたことに対する復讐なのです。すでに取り上げたように、昔の接着剤は小さな申し訳なさそうなチューブ入りです。その接着剤を使って薄っぺらい肉厚のキットを必死に接着していたのです。

でも所詮は子供がやることです。キットに接着剤を塗って貼り合わせても、接着剤の性能が悪かったのでしょう・・・なかなか固まりません。というより1日や2日かかって固まるまで待ちきれないのです。

さらにキットの接合部からはみ出した接着剤を指で拭き取ろうとして、キットの表面が溶けてベロベロになったり、輪ゴムを巻いて固定しておくと、輪ゴムとキットが接着剤によって癒着してしまい、見るも無残な姿となったりしました。

とにかくひどい目に遭ったのです。ですから、これほどまでに苦労をしながら苦しめられたキットを、最後は爆破をして憂さを晴らしたくなるのは、子供としては至極当然であり、友達みんなが見守る中での一代イベントだったのです。

長くなりましたが、接着剤ひとつをとっても、まだまだ語り尽くせないほどのエピソードがあります。以上のことから言えることは、あまり便利ではないほうが楽しむことが出来る場合があるようです。

だって、現在の2,000円以上もするガンプラを爆竹で爆破するような真似は出来ないでしょうから。

スポンサーリンク

 - 工具・塗料・材料

PAGE TOP ↑