もう3月も終わりですね。

どうしても3月と言われると「別れ」、4月と言われると「出会い」と連想して、少しナーバスな気分になりますが、そんな3月の上旬に、義母も一緒に小田原の「曽我梅園」に、梅の花を見に行った時のことです。

春はまだ遠く、「一分咲き」程度しか梅の花が咲いておらず、それでも梅の花が咲いていない、梅の枝だらけの中を、結構な観光客の方々が、ゾロゾロと歩き回っていました。

しかし、「梅の花がない・・・せっかくお出掛けしたのに、どうしよう・・・」そうだ、「吾妻山公園に行ってみよう!」と、昔のJRのコマーシャルみたいに予定変更です。

福島県にも、同じ名前の山があるそうですが、こちらの吾妻山(あづまやま)は、神奈川県中郡二宮町にある標高136.2mの山です。吾妻山公園とも呼ばれています。

ガンプラ挽歌吾妻山1

関東の富士見100景・神奈川の花の名所100選・神奈川の美林50選・神奈川の公園50選などに選ばれているだけに、360度の大パノラマが楽しめます。

ガンプラ挽歌吾妻山5

詳しくは、公式HPのご案内をご覧いただくとして、まずは、登山のスタートです。でも、巷では、「あれは山(Mountain)ではない!丘(hill)だ!」「たかだか標高130メートルじゃないか!」との、厳しい声が聞こえてきますが、私にとってはユングフラウに匹敵する高さです。

下の写真はウィキメディア・コモンズのファイルページより。ユングフラウ(独:Jungfrau 「乙女」「処女」の意)は、スイスベルン州のベルナー・オーバーラント地方にあるアルプス山脈の山で、ユングフラウ山地の最高峰です。)

ガンプラ挽歌ユングフラウ写真

ファイル:Jungfrau2.jpg~wikipedia

湘南二宮町/吾妻山公園

健康長寿の里 二宮観光協会

昔の青春ドラマに出てくる急階段みたい・・・

専用の駐輪場・駐車場がないので、二宮町生涯学習センター「ラディアン」の隣に用意されている、1回500円の臨時駐車場から歩くこと15分、JR東海道本線二宮駅からなら徒歩5分で、登山口の入り口 です。

ガンプラ挽歌吾妻山2 ガンプラ挽歌吾妻山4

登山口入り口には、「中里上り口」と「役場上り口」があり、「中里上り口」の方は、坂が緩やかなのに対して、「役場登り口」の方は、JR東海道本線二宮駅から近いのですが、急な階段が300段も続きとても厳しいです。

写真のように、垂直に近い急階段です。「柔道一直線」や「われら青春」などの、青春ドラマの舞台みたいです。ちなみに、案内では両方とも山頂までは徒歩40分から50分とのことですが・・・

ガンプラ挽歌吾妻山3

一般的に「吾妻」の語源は、「日本書紀」の中で、東征の日本武尊(やまとたける)に同行した、奥さんである弟橘媛(おとたちばなひめ)が、日本武尊のため、海神の怒りを鎮める代わりに命を落としました。そして、日本武尊は弟橘媛后の笄(こうがい、髪を留める櫛)を山頂に埋め、「吾妻はや」(吾が妻よ)(注:吾が妻、死ぬのが早っ、ではありません)と嘆いたことに由来するといわれており、日本の東部を「あずま」と呼ぶのは、この故事にちなむと言われています。以上が、いわゆる「地名起源説話」です。

なんとも、ロマンチックと言うべきか、愛の悲劇と言うべきか、愛する人のために、命を捧げて死ぬというお話でした。 ちなみに、ここ吾妻山の中腹には、弟橘媛を祀った「吾妻神社」があります。

ガンプラ挽歌吾妻山6

ちょうど、吾妻山の東側から登っていることになるので、途中で休憩が出来る場所からは、JR東海道線二宮駅から東側にあたる、大磯方面の街と海が見えます。また、吾妻山の所々に桜の樹がありますので、これからのシーズンは、特に楽しめる場所です。

私的には「もう、ここまで登って来たのだからいいでしょう。」なのですが、子供たちは許してくれません。どんどん先を、登って行きます。あと、10年若ければ、いや、30年かな・・・負けないんだけどなぁ・・・

ガンプラ挽歌吾妻山9

垂直な急階段が終わって、なだらかな斜面の登山道を登って行くと、山頂の手前に開けた場所があり、そこには、子供たちの大好きな「ローラー滑り台」がありました。

ガンプラ挽歌吾妻山7 ガンプラ挽歌吾妻山8

この「ローラー滑り台」の全長は102mあり、傾斜は10°だそうで、ちゃんと「お尻に敷くマット」も用意されています。

「チョット待ったぁ!」的に、ただし、しっかりと使用料金は取られます。 中学生以下は無料、高校生以上は1回 100円です。

ガンプラ挽歌吾妻山11

小学生以下は無料だから、安心して野放しです。気が狂ったように、坂を登っては、滑り、登っては滑り・・・何回滑るんでしょうか。まあ、親にとっては、無料だから本当に安心です。

滑り口の小屋には、ゲートが付いていました。ちゃんと、監視されてるんですね。こっそり親も無料で滑る訳には、いかないようです。

ガンプラ挽歌吾妻山18

吾妻山公園の頂上です。菜の花が見ごろを迎えており、黄色の花々が青空に映え、鼻の奥にくる菜の花の香りに、来園者は一足早い春を楽しんでいました。

幼稚園の遠足らしい団体さんも、ちょうどお昼の時間ようで、ご飯を食べる前の、「いただきます!」の、大きな声が響いていました。

ガンプラ挽歌吾妻山15

ここにある菜の花は、「約4万5千株」植えられているそうで、黄色い絨毯は壮観です。最近では、身近に菜の花を見ることさえ、珍しくなりましたね。

私が小学校の頃は、茅ヶ崎でも、家の周りには、豚・鶏・牛・山羊を飼っている農家さんが、結構沢山おられましたので、菜の花を畑から摘んできて、農家の牛小屋の牛にあげた記憶があります。

今では、農家を廃業して、空いた土地に、マンションやアパートを建てて、税金対策?で、びっしりと宅地ばかりで、とても窮屈な感じです。

ガンプラ挽歌吾妻山14

吾妻山公園は、箱根連山、丹沢、富士山などが、スッキリと見渡せます。

南に広がる相模湾は、晴れた日には大島や初島も見ることができ、一面、芝生の園内は、家族連れや老若男女で賑わっています。まさに、360度のパノラマです。

ガンプラ挽歌吾妻山16

遠く、チョッと雲がかかっていましたが、富士山が見えます。

これだけ晴れていても、雲がかかるほど、「やっぱり富士山は高い山なんだなぁと」、今さらながら気付かされました。

ガンプラ挽歌吾妻山13

頂上の展望台には、「無料の」双眼鏡があり、かなりの倍率で景色を楽しめます。

踏み台もあって、子供も見る事が出来ますが、あまりにも近く見えるので、移動はゆっくりと動かしながら見ないと、どこをどう見ているのか、分からなくなります。現に、子供たちが見た時も、大きく動かしてしまうので、見えるのに「見えない~」という状態でした。

ガンプラ挽歌吾妻山17

さて、帰ろうと思ったら、子供たちは、また、滑りはじめました。「もう、置いてくぞ!」と言っても、聞き入れません。

結局、最後は、身体を抱えて、強制下山です。子供は泣き叫んでいますので、ほとんど、人さらい状態です。いつも、帰るときは、こんなことやってるような気がします。

ガンプラ挽 歌吾妻山12

ご覧のように、下山をするときも、急階段はキツイです。

よく、「登るときよりも、下るときのほうが、膝にくる」とは、本当ですね。たぶん、転んだら、転がり落ちていくでしょうね。

余裕を持って下山されることを、お勧めします。下山も、それなりに時間がかかりました。

ガンプラ挽歌吾妻山10

編集後記

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

富山へ行ってきましたが、歳をとる毎に、子供の頃に、タイムスリップした気分になります。

そして、「鉄拳 振り子のパラパラ漫画」のように、昔のことが鮮明に想い出されて、過ぎ去ってしまった時間に、今さらながら驚き、昔と変わってしまった情景に驚き、今はもういない、亡くなってしまった親族や知り合いの多さに驚き、年老いたおじさん、おばさんに驚き、最後に、こんなに歳をとってしまった自分に、今さらながら驚きました。

Furiko ( Pendulum ) by Tekken 鉄拳 振り子