我が家の電気料金をチェックしてミタ
毎月、一方的にポストに投函される理不尽な請求書・・・まあ、電気は使ってますけど、理解不能な計算方法を駆使して、真綿で首を絞めるように、ジリジリと値段を上げてくる手法は、人間が行う行為ではないと思いつつ、苦苦しくその請求金額を眺めるのでした。さて、今年の夏は本当に暑かったですね、2年ぶりと言われていますが、昨夜の夕食メニューすら、次の日の朝には忘れてしまっている状態では、イマイチ覚えていないのも無理はないと、自分で自分を肯定する今日この頃です。
滅多なことがない限り、夏は扇風機のみの生活をして、電気をなるべく使わない我が家でも、今夏は週に2回くらい、①午後1時~3時、②設定温度28℃、③部屋のカーテンをすべて閉める、という方法でエアコンを使いました。ちなみに、昨夏は7月1回、8月1回くらいだったでしょうか・・・妻のお母さんが来られた時だけ仕方なく・・・お年寄りのほうがエアコンが大好きなようで、妻の実家では設定温度23℃が当たり前ですから、夏はあまり行かないようにしています。
10年前の電気料金を比較してミタ
さて、こちらは10年前に母親と同居していたころの電気料金の請求書です。料金はすべてこちら持ちだからといって、夏は24時間エアコン稼働(当時、エアコンを使わないと死んでしまうと本人は言っていましたね。十分部屋が冷えているから、電気代を考えろ!とエアコンを止めたら、「私を殺す気か!」と泣き喚いた後、手当たり次第に電話を掛けまくり、「私を殺そうとしている、やさしくない」とか、ワーワー騒いでいました。)、24時間扇風機稼働、冬は24時間電気ストーブ稼働(足の踏み場にも困るゴチャゴチャな部屋では、電気ストーブは危ないから使うな!と言ったら、「私を殺す気か!」と泣き喚いた後、手当たり次第に電話を掛けまくり、「私を殺そうとしている、やさしくない」とか、夏同様にワーワー騒いでいました。)、24時間電気カーペット稼働、季節に関係なく一日のうち部屋の電灯は20時間くらい点灯のままで365日稼働、それに冬場でも部屋の暖房と称して、エアコンで温風を出すことも併用する、傍若無人に電気を使う生活をしていました。
こんな際限のない無駄な電気の使い方をしていたせいで、月の電気代も高い月で26,000円、安い時でも18,000円はかかっていました。ムダ使いをしない意識を持って使わないと、こんな目に遭う好例でした。
一般的に、昭和ひと桁生まれの方々の時代背景としては、焼け野原の子供時代から、高度成長期、大量消費、使い捨て、などのいろいろな大人時代までを、生々しく生きてきたせいで「物欲が他の世代よりも凄く強い!」と言われていますから、原因があって結果がある、仕方のないことではありますが、それでも程度があるよなぁ・・・すると、決まって「私たちは苦労をしてきたんだ!(だから崇めろ、大切に扱え、何をしてもいいんだ)」と、捨て台詞で毒つくのがいつものパターンです。
ちなみに、電気の基本となる料金を、平成14年と25年で比較をしてみました。
結果は基本料金が一律105%UP、電力量料金が120%以上UP、第3段階料金にいたっては130%近い料率UPとなっており、第3段階料金まで食い込んでしまうほど使用すると、急激に電気料金がかかるようになっていました。しかし、今の時代に「銭」の単位を使っている商売はそうそうないよなぁ・・・
また、東電のデータから契約口数の推移を見てみると、平成14年の電灯契約口数は2454万口→平成24年には2667万口と、213万口増(108.67%UP)となっていました。と、いうことは平成24年時点で、東京電力管内のそれも電灯契約だけに限った話でも、10円値上げするだけで、2億6670万円増える計算となります。いったい全国の電力会社でいくらのお金が動いているのでしょうか。
今度は、平成24年と平成25年の6月、7月を比較してみました。大雑把に、「かかった電気代÷使った電気量=1kwh当たりの電気料金」で比較すると、平成24年6月が25.06円/kwhに対して、平成25年6月が27.83円/kwhと、2円77銭のUP、平成24年7月が25.28円/kwh、平成25年7月が28.18/kwhと、2円9銭のUPとなっていました。一生懸命節電して、家計を何とかする努力をしても、東電はその努力さえ問答無用で奪って行くのです。そして、原発事故以降、電気料金は静かにこっそりと(説明責任も果たさずに)、これからも上がり続けていくのです。
我が家の7月の電気代は、昨年に比べて27/kwh節電をしたにもかかわらず、昨年ベースの25.28円/kwhで計算をすると、4752.64円で済む所を、2円9銭/kwhの値上げをされたために、546.36円多く取られる結果となりました。契約口数2667万口が、我が家のように500円以上多く取られている訳で、13億円以上が昨年に比べて単月でUPしているのです。
太陽光発電には初期投資が必要なのです
こう電気料金が今後も上がり続ける状態では、自己防衛をするしかないのは明らかですが、貧乏世帯で出来ることは限られてくるのが現実です。理想として一番の方法は、例えば自家用車をハイブリットに買い替えるのと同じで、電気を買って消費するばかりではなく、生産して売電する「太陽光発電売り買いシステム」が自宅で出来ればよいのですが・・・
興味がある方は、「価格.com」の比較見積もりを利用してみると、溢れる情報に翻弄されることなく、効率的に検討することが出来ます。
ただし、先立つものとして、「価格.com」には、太陽光発電の実質設置費用平均1,848,391円、補助金受給額平均298,337円と出ていました。
他の会社も調べてみましたが、安くても130万円以上はかかるようです。また、稼働8年位で初期投資は回収できる!とか、180回のローンとか、売電すれば・・・とか、初期投資を低く見せる手法が、氾濫しているのも事実ですから、悪質な業者が多いので信頼出来る所から情報を入手されてください。
我が家では、とてもじゃありませんが大型の太陽光発電システム導入は、金銭的に難しいので、ソーラー携帯充電セットがやっとです。薄くて軽いソーラーパネルで、携帯充電器に充電。カバンに楽々収納できるので、旅行や出張など…災害時や緊急時を想定した、DIYで1万円以内の太陽光発電に取り組んでみたいと考えています。