回転寿司での怖い話
少し前に、近所の回転寿司に行った時に見た、とても怖いお話です。
考えてみたら、我が家の外食は、回転寿司か中華料理屋が多いですね。それでも、月に1~2回程度・・・
その日は、夕方の早い時間にもかかわらず週末ということもあり、店内は家族連れで混雑しており、順番待ちの予約票は4組・20分待ちでした。20人ほどが座れる待合席に、大変怖いご家族4人組がいました。
・・・40代後半の父親は、iPhoneです。
左手に持ち、右手の親指と人差指で子どもの頃に流行った「ようかいけむり」や「お化け煙」のように、カードの裏に塗ってある煙の素を指につけて、こすって不思議な煙をモクモクと指先から発生させている動作にそっくりです。画面から眼までの距離は、およそ20㎝でしょうか。眼鏡をかけています。七分ズボン(通称バミューダパンツ)に、Tシャツ姿に、サンダルです。
・・・40代の母親は、携帯メールです。モノ凄いスピードで親指を動かして、メールを打っています。時々打ち終わったのか、親指が止まる時がほんの数十秒ありますが、すぐに返信されたらしきメールを読んで、すぐに、モノ凄いスピードでメールを打ちだします。メールでチャットをしているのでしょうか。こちらも、画面から眼までの距離はおよそ20㎝でしょうか。眼鏡をかけています。ぴったりしたレギンス・スパッツに、Tシャツ姿にサンダルです。
・・・高校生らしき長男は、PSPです。口が1㎝ほど開きっぱなしで、目はうつろに見えます。相当に永い時間、熱中してますか。画面から眼までの距離はおよそ15㎝でしょうか。眼鏡をかけています。汚いGパン、Tシャツ姿にサンダルです。
・・・中学生らしき次男は、DSです。こちらは、太っているので、口が縦に伸びて開いています。なんか、肩で息をしているようです。やはり、細い目はうつろです。画面から眼までの距離は、およそ10㎝。眼鏡をかけています。半ズボン、Tシャツ姿にサンダルです。
以上、4人の家族が並んで座っていました。4人とも自分たちの世界に、どっぷりと浸かっています。「これでは、順番の名前を呼ばれても、気がつかないんじゃないか・・・」と、余計な心配をしながらハラハラしていると、「●●さまぁ~」と店員さんが呼んだとき、その家族4人が、ほとんど一斉にそのまま立ちあがりました。そして、父親ー母親ー長男ー次男の順に縦一列で、店員さんの前に行き、「●番にご案内します」と言われると、そのままのそれぞれが熱中しているままの姿で、ついて行きました。
反面教師の社会勉強になりました
順番は違いますが、イメージはこんな感じでしょうか。でも、それぞれが画面から目を上げたり、逸らしたりせずに見入っていながら、店員さんの案内について行く姿は異様でした。ご愁傷様ですとしか言えません。
その後、気になって、向こうのほうに居るその家族をそれとなく見たりしていましたが、やはり、例のそれぞれが熱中しているままの姿で、時々お寿司を食べていました。マネをしてはいけない見本を示していただきありがとうございました。と、思わずにいられません。
<編集後記>
本日も、ご覧いただきまして、ありがとうございました。
東日本大震災で被害を受けた方々に、一刻も早い復旧と復興を心から祈り、kizuna311を応援したいと思います。
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の中から、本日は、#37 森山未來「雨よ降れ」朗読