西平畑公園へ行ってきました。その3/3
さて、長々とご紹介してきた松田町の西平畑公園にお出掛けした、暮しの生活風景ですが、いよいよ最終回となりました。
お出掛けしたのはお花見シーズンが終わってからでしたので、ちょっと空いた感じがしており、ローラーすべり台で遊び、のんびりとおにぎりを食べ、景色を楽しみ、子どもの館を見学して、ミニSLにも乗車する事が出来ました。
時にはこんな季節にお出掛けをしてのんびりしてみるのも、また違った楽しみ方かも知れません。
最終回は、お腹が一杯になったので、「子どもの館」を見学したところからのご紹介となります。
ちょっと「やかた」とか聞くと怪しい感じのインパクトを受けるのは私だけでしょうか・・・少し恐い気持ちを抑えてドアを押し開き中へ入ってみると、ロウソクとか髑髏がすぐ入口に置いてあるのかと思ったら、平凡な玄関に下駄箱があり、靴を脱いで上がると1階の広間には、昔懐かしい郷土玩具などが山と置いてあり、自由に遊ぶことが出来ました。
私も独楽を回してみましたが、3回に1回位しかうまく回せず「今日は調子が悪いんだ」と捨て台詞をするのが精一杯でした。それにひきかえ娘は小学校で習ったといい、2回に1回はうまく回して、ちょっと焦ったのでした。
自然を知りより深く親しむための施設だけに、木のぬくもりたっぷりの造りの建物で、「北の国から」の黒板五郎さんの丸太小家を彷彿とさせます。2階に上がってみると英国からやってきた「からくり人形」たちが所狭しと並んでいました。ゆっくり回して下さいと書かれていますので、やさしく回しましょう。
すると、どれもとても不思議な動きをします。息子は次から次へと回して「何で回すと動くの?」と、私の思考回路では説明出来ない難問を投げ掛けるので、「大きくなったら分かるよ」と言うと「何で大きくなったら分かるの?」ともっと難しい難問を投げ掛けてくるのでした。
さて、いよいよ山岳鉄道のミニSLお山のポッポ鉄道に乗車です。
運行日は2月中旬から12月第2週までの土日祝日で、桜まつり期間中は毎日運行されていますが、雨天運休・降雨後は運休になる場合があります。
運行時間は10時から15時、料金は3才以上から12才未満が200円、12才以上が300円、団体20人以上は20%割引です。
石炭を燃料にした、超本格的な蒸気機関車です。石炭の燃えた煙が、遠い昔の自宅のお風呂を沸かす時の記憶を呼び起こします。
さらに案内には、小さな蒸気機関車が煙を吐きながら小高い山を登って行きます。
途中、急斜面には、2ヶ所のスイッチバック鉄道や、踏み切りもある本格派です。
ふるさと鉄道・愛称「お山のポッポ鉄道」は、始発の「ポンポコ駅」から終点の「コンコン駅」まで、高低さ30m、片道550mを20分かけて往復します。
踏切や鉄橋だけでなく、トンネルも完備している力の入れようです。なぜかトンネルに入る前は、ワクワクしますね。
トンネルの中はこんな感じでした。車輌が短いのでトンネルに入っても、煙のススで鼻の穴が真っ黒になることはありませんのでご安心を。
途中、本日は運休でお休み中のロマンスカー仕様の車両が停まっていました。子供たちは「今度はあれに乗るぅー!」と、降りてからも大騒ぎでした。やっぱり乗りたくなりますよね。
楽しかったふるさと鉄道・愛称「お山のポッポ鉄道」の旅も終りです。最後に、どうやって方向転換をしているのかと思ったら、回転盤上で職員の方々が、手動で方向転換作業をされていました。お疲れ様でございます。ありがとうございました。
お花見後の季節でも十分に楽しめた、神奈川県足柄上郡松田町松田惣領2951、松田町の西平畑公園に行ったお話しでした。さて、午後4時を過ぎましたので、ぼちぼち帰りましょう。
みなさまもぜひ一度、ミニSLに乗って、遊園地などでは味わえない本格的な醍醐味と、石炭の燃えた煙の匂いが懐かしい一日を、味わってみて下さい。