暑い『よこはま動物園ズーラシア』で一番元気な動物はゾウでした
金曜日は「家族の自由帳」です。6月末に『よこはま動物園ズーラシア』に行ったときのことをご紹介いたします。茅ケ崎から車で行くと、地図上を斜め右上に走り大和市を抜けて16号を横断して、それからが結構あったりして、1時間20分ほどで到着です。もちろんすべて一般道なので0円です。
「ズーラシア」は近年、駐車場が2階建てとなって完成したので、普通に車を停めて歩いて数分で入場出来るようになりましたが、息子がまだ妻のお腹の中にいるころですから、5年以上前に来た時は、手前の駐車場が工事中ですっごく奥の離れた、今で言う北門駐車場の更に奥まで行き、舗装もされていないグチャグチャな土の所に車を停め、そこから更に更にピストンバスで移動する羽目になったことを想い出しました。ホント随分と楽になりました。子供連れにはトイレも駐車場にあり、大変助かっています。
職人さんの芸術作品!ツゲの樹で形作られた動物たちを見て、子どもたちのテンションは一気に上がるのでした。ちなみに、開園時間は9:30~16:30(入園は16:00まで)、基本的な休園日は、毎週火曜日(12/29~1/1)(2/12(水)※2/11(火)の祝日開園振替)となっておりますが、「平成25年度臨時開園日」として、平成25年4月2日(火)、4月30日(火)、5月の毎週火曜日、10月の毎週火曜日、平成26年2月11日(火・祝)3月25日(火)となっています。
今回は土曜日でしたので、小・中・高校生は入場無料ですから、大人600円×2人=1200円を払い、いざ中へ。と、ここで注意点を!
①入園は16時まで、開園時間は16時30分までとなっていますので、16時を過ぎたらゲートに向かってボチボチ帰り出しましょう。そうしないと子供たちが「最後にゾウを見てから帰るぅ!」とか始まり、なかなかズーラシアから脱出が出来ません。
②どういう大型遊具があるのか分からなかったので、いつものようにローラーすべり台に使うお尻敷きを、子どもたちに持たせて入園したら、職員の方からレッドカードを喰らい、没収となりました。結局、悪気はないことを伝え、案内窓口で預かっていただき帰りに受け取りました。みなさんもくれぐれもこのようなことのないようにしてください。まるで機内に危険物を持ち込もうとして見つかった気分です。
(本当に持ち込もうとしたことは無いのですが、そんなバツの悪い気分でした。)
暑さでやる気のない動物達は死んでるように見えました
ダルくてダルくてやっていられない動物達は、グッタリとしてほとんど動かずまるで死んでいるようでした。(写真の主は、アジア熱帯雨林の森の中で単独で生活しているツートンカラーの「マレーバク」(Malayan Tapir)なのですが、ダルくて辛そうです。)あれでは、夢を食べるどころか、自分が夢心地気分ですね。
子供たちはそんな動物たちに「起きなさぁーい!」と叫んでみても、やっぱり商売っ気なくグッタリとしていました。動物園なんだから動物たちが、こっちを向いたり、鳴いてみせたり、走ってみせたり、近寄ってきたり・・・なんてことが夢幻のことであり、現実はもっと厳しいものなのだと、こうやって体感しながら子供たちは大きくなっていくのですね。想った通りにならない現実の勉強になりました。
この暑さの中で一番元気だったのはインドゾウでした
まずは出入り口ゲートに最も近い動物は、いきなり「インドゾウ」です。ちょうど気持ちよさそうに水浴びの最中でした。消防隊並みに強烈な水流の水を掛けられても、逆に平然と大喜びしているゾウに野生の力強さを感じました。濡れたゾウは「あんなにゾウって肌が黒い色だっけ?」と感じるほど、水に濡れて光沢感溢れる黒光りの逞しい姿は、魔法で若返ったような印象を受けるほどでした。
頭の上なんかテカテカにイヤらしく光っていますね。こういう感じが長生きの共通項でしょうか。チョット想い出したのですが、戦国時代の上杉謙信率いる越後軍は、黒光りの甲冑に身を固め、得体の知れない黒い塊となって、初動では槍ではなく薙刀式の槍を、頭上から叩きつけてくる戦法を使い、強烈な力で襲ってくるので大変恐れられたと言われます。こういう圧倒的な感じだったのでしょうか。
真夏の動物園でクールビZOO!
よこはまのどうぶつえん(ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園)では、環境省の推進する「スーパークールビズ」にあわせ、「クールビZOOキャンペーン」を7月1日から開催しています。よく考えたなぁ・・・と感心しつつ、クールビZOOね・・・とシャアのように薄ら笑いを浮かべてしまうのは、私だけではないでしょうね。
で、ここ「ズーラシア」では「インドゾウのスプラッシュタイム」を、7月1日(月)~8月31日(土)まで開園日の毎日11:00~やっています。
インドゾウの豪快な水浴びや、鼻から水を噴射するとっておきの水浴びタイム。ゾウもお客様も暑さが吹き飛びます、とのこと。
で、6月末に行った時はデモンストレーションとして、「インドゾウのスプラッシュタイム」を7月からやりますよ、チョッとやってみましょうと、先行して見る事ができました。方法はいたって簡単、というよりこんなことが出来るんだぁ・・・という感じです。まずホースから大量の水を出し、ゾウの鼻に目がけて噴射すると、ゾウは自分の鼻の中にその水をドクンドクンと溜めはじめます。そして「ずいぶんと鼻に水を入れたなぁ」と思ったとたん、ブウォッー!とお行儀悪く一気に水を上に向けて吹き出します。
どんな感じかといえば、プロレスが好きな方には、東洋の神秘「ザ・グレート・カブキ」が毒霧を吹くパフォーマンスと同じ!で説明が足り、Rock好きな方には、KISSのベーシスト「ジーン・シモンズ」が火を吹くパフォーマンスと同じ!で、「あぁ、あれと同じね」と、ご理解いただけるかと思います。その他の方には、「志村けん」が口に含んだお茶をブォッと吐き出すネタと同じ!でご理解いただけるかと思います。
ゾウのうんこで大興奮
お間違いのないように、息子がゾウのうんこを食べているんぢゃないですよ。
「インドゾウのシャワータイム」が終わったら、「ゾウの牙」や「ゾウのうんこ」を触らせていただけたのです。このうんこは乾燥したものに溶剤を塗り、気軽に触れるようにしてありました。
始めは嫌がっていた息子ですが、娘が面白そうに「ゾウのうんこ」を調べながら盛り上がり始めると、仕舞いには娘と「ゾウのうんこ」を奪い合いながら、大興奮で大盛り上がりでした。その横で「ゾウのうんこ」を見ながら「はい、終わりですよ」と、どのタイミングで入れば良いのか、計りかねて困っている職員さんがおられました。申し訳ございません。でも沢山楽しませていただきました。ありがとうございました。
ちなみに、ゾウの成獣は一日に100kg以上の木や草を食べると言われているぞうです。また、親子の愛情や群れ同士の絆など、特に情愛の深い動物として知られています。そんなゾウから学ぶことが多い一日でした・・・って、まだ入園したばかりでしたね。
この続きは次回に・・・