ビグ・ザムとうふに「あっという間に叩かれてみたいわ!」
さて、前回あまりにもガンダムオタクにしか分からない、ディープなウンチクを長々と書きたくなってしまい、記事が長すぎてしまいましたので、今回は商品の解説を中心にします。さて、おとうふの相模屋とうふさんから発売の『ビグ・ザムとうふ』ですが、かなり「馬鹿デカい!」ことはお分かりいただけましたね。
まず正面の外パッケージには、「ビグ・ザムが量産の暁には連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ!ドズル・ザビ」と、「馬鹿デカく!」書かれています。そして裏面には「冷奴戦線に、どんぶり戦線に、麻婆豆腐戦線に、すべてのおとうふ戦線にビグ・ザムとうふを投入!゛圧倒せよ!”」との檄文が、「貴重な穀物資源オデッサ周辺の大豆入り(ごく微量0.1%以上)」の作戦地図と一緒に掲げられています。ちなみにオデッサとは・・・ガマン我慢、長くなるので次に行きます。
外パッケージから出すと、そこにはPG(パーフェクトグレード1/60ガンプラ)をも凌ぐ、圧倒的な「馬鹿デカさ!」のせいで、分割パーツ化せざるおえなかった悲劇の機体『ビグ・ザムとうふ』が「作戦指令書」と共に入っていました。ここ注意点を!手荒な扱いをして容器に傷や凹みなどが入らないように、のちのち容器を取っておくためにも、大切に取り扱いましょう。
更に、「食べ終わったら入れ物ちょうだぁい!」と叫ぶ子どもたちに容器を奪われないように、「買った時に約束したでしょ!」とキッチリと叫び返し、「お父さん嫌い!」と言われようが、何が何でも奪わせない覚悟で守り切りましょう。
PARTS LIST №1 HEAD&BODY UNIT
ヘッド&ボディユニットですが、正面から見ると主砲の大型メガ粒子砲のみならず、グルッと細かくタコの吸盤のような、沢山のオールレンジ攻撃用メガ粒子砲の発射口が、職人気質のお豆腐屋さんらしくきちんと表現してあります。
また、Iフィールド・ジェネレーターの突起状パーツまで再現されており「お豆腐もついにここまで来たか・・・」と感動してしまう私の気持ちが、皆さまにもお分かりいただけたかと思うと、胸が熱くなります。
さらにさらに、ヘッド部分とボディ部分がハッキリと分かる、少ない段差でより立体的に魅せる造形美は、伝統工芸の鎌倉彫りの手法にそっくりではないでしょうか。
PARTS LIST №2 LEG UNIT
レッグユニットとは、奥様方に人気の(我が家にもたまにしかやっていない、田丸麻紀がCMやってたやつ)「レッグマジック」や「レッグウォーマー」なんかでお馴染みの、足の部分です。足の土台部分は「脚部スラスター」という、「スラスト(推す・thrust)」に由来する「推進システムの総称」となっています。
「MAなのに足がある!」この掟破りの仕様こそ、『ビグ・ザム』の外見を一層異様なものとして「なっ、なんだ・・・ダルマさんに足だけ付けたような機体は・・・」と、ライブでガンダムを体感した方なら、一度は聞いたセリフではないでしょうか。
レッグユニットは、鶏の足の先みたいな尖った部分が「対空ミサイル」となっていて、武器として発射出来るようになっています。
一部では「なんで2本足なのに、1つしかレッグユニットが入っていないんだ?」という疑問は置いといて、公共の図書館や美術館、市役所の前なんかに置いてある、よく分からない彫刻物のオブジェをも凌ぐ、緻密で複雑なその作りに心を奪われる瞬間をお楽しみください。
PARTS LIST №3 RICE CUTTER UNIT
最後に、レッグユニットが1つしか入っていない代わりに、「ご飯詰め詰めユニット」なる容器が付いていました。これは文字通り、容器にご飯を詰めてプッチンとお皿に出して、その上に「ボディユニット本体」をプッチンと乗せて、「ビグ・ザム丼を作りましょう!」という野望を達成するためのアイテムとなります。
しかし、野望を実現出来ない状況下ではタダの容器となってしまうので、取り扱いには十分ご注意ください。ちなみにこのジオンのマークですが、ファーストアニメ「機動戦士ガンダム」の中では、実はほとんど出てこなかったのですが、後付けでいろいろな種類が出てきました。
今ではデカール(模型用超薄転写マーク)は、プリンターで印刷するのが主流となりましたが、大きく分けると形は、丸っこいタイプと鋭い直線タイプの2種類が定番で、「手(葉)を広げた花が笑っている顔」に見えれば、あなたはかなりのガンダム好きと言えますから、ガンダムオタクの仲間入りです。おめでとうございます。このようにマーク一つとっても、都市伝説並みのウンチクやキャプションがついて来るのが、ガンダムワールドの醍醐味ですね。
おっと・・・今回もついつい長くなり、容器の説明でこんなに長くなってしまいましたので、つづきは次回に・・・