今度は台風27号と28号が同時に来たので、夏を想い出しました
前回、ご紹介した台風が来たので、夏の想い出を思いだしましたの続きとなります。
「相模屋とうふⅣ わからない購入篇」
さて、新型豆腐を見つけたからには、お小遣いの使える範囲で購入を試みます。早速、2つを手に取りレジへと向かいます。私のような気の小さい人間は、駅の改札をタッチ・アンド・ゴーする時に、自分がエラーで改札に引っ掛ったらどうしよう・・・と考えてしまうと恐ろしくて仕方がないタチなので、必ずゴルゴ13並みに後ろに人が続かないように、細心の注意を払いながら一人で通過します。ですから、混雑している中でセルフレジを利用して、自分がうまく出来ずに引っ掛ったり、モタモタしてしまったらどうしよう・・・と考えてしまうと恐ろしくて仕方がないタチですから、今までセルフレジを利用しないまま今日に至っております。
しかし、仕事帰りの遅い時間ですからスカスカです。これなら思う存分セルフレジを堪能する事が出来そうなので、後ろに人が続かないように、細心の注意を払いながら、2つの枝豆風味よせ豆富をセルフレジを利用して購入することに、チャレンジしてみました。
ここは最近流行りの「セルフレジ」と呼ばれる、自分で商品のバーコードをピッピピッピ読ませて通すレジです。これは遊びやゲームではなく、本番の実戦ですから、気を引き締めて取りかかりましょう。
まず、MSのコクピット並みの装備を誇るセルフレジの前に立つと、画面がありますので、画面にタッチしながら、画面の指示に従って進めます。まず、買い物袋不要を選んだら、どうしたことでしょう、私から見たらお姉さまと呼べる年齢の職員の方が、呼んでもいないのに、どこからともなくやって来て「テープを貼らせていただきます」と、有無を言わせぬ迫力で、「後で写真を撮りたいので、テープは横に貼ってください」と言うよりも速く、商品の上から容赦なくテープをペタっペタっと貼られてしまいました。
セルフだから無人かと思ったのに、駅の改札のように、後ろに誰も居ないのを確認したのに、何処から来られたのでしょうか、呼んでもいないのに・・・ニュータイプではない気の小さい私は、恐怖に怯えながら必死にお豆腐2つの購入操作をした後、そのお姉さまは見渡してもおらず、未だに正体だけでなく何処から現れて、何処に消えたのか不明です。まるで、疾風のように現れて、疾風のように去って行く「月光仮面」を見たような、不思議なセルフレジでした。恐いもの見たさが好きな方は、一度、試してみて下さい。何処からともなくお姉さまが現れますよ・・・
「相模屋とうふⅤ おおさわぎ試食篇」
とうとう枝豆風味よせ豆富試食の日がやってきました。最近、子供たちは我が家のゴミ箱をチェックしては、自分たちが食べていない、お菓子の包装紙を見つけると、まるで大将首を採った戦国武将のような迫力で「お父さんとお母さんだけで、夜に食べたでしょ!」「ずるい!」と、因縁をつけて小姑並みの、強力なチェックを入れて来ますから、恐ろしい思いをしてやっと手に入れた枝豆風味よせ豆富は、正々堂々と家族全員で食べることにしました。
ご覧のように、チョッと食べ物を置いただけで、我が家の子供たちは、飢えた狼のように、物凄い勢いで寄ってきます。写真もゆっくり撮らせてもらえません。また、見てお分かりのように、例の何処からともなく現れて去っていく、セルフレジのお姉さまが容赦なくペタっと貼ったテープを見ると、あの時の恐怖が想い返されて鳥肌が立ちます。
皿の上に取り出す時は、「ザクとうふ」同様に、慎重にやらないと、思ったよりもモロく、プリンをプッチンした時のように、綺麗な姿のままお皿に出すことは、難しいと感じました。ご覧のように、かなり慎重に取り出したつもりでも、少し崩れてしまいました。また、水気もそれなりにありますから、お皿に盛ったら出て来た水気を捨てましょう。
容器のフィルムには成分として、・大豆(遺伝子組換えでない)・枝豆ピューレ・食塩・凝固剤・消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル)・クチナシ色素・香料・水、と明記されています。ちなみに「よせ豆富」の「よせ」とは、「お豆富をよせる」=「固める」という意味だそうです。
家族で分けるために、スプーンで切り崩してみました。すると、水気がどんどん出てくるほどの、みずみずしさです。水気はチョットという方は、キッチンペーパーの上に暫く乗せておき、水気を切ってから食べられてはいかがでしょうか。ただ、醤油や鰹節や薬味などはなくても、このままで食べられますから、それほど気にせず、ワイルドにガバッと食べるのも食の醍醐味です。
食べてみた感じは、水気が多い割には、チャンと枝豆の風味が、鼻から抜けて行くほど香り、何もかけたり乗せたりせずに、そのままでパクパクいけるほどの味わいを、堪能しながら食べることが出来ました。また、最近流行りのクリーミーでプリンのようなまろやかさと舌触りではなく、昔ながらの素朴な身が少しモロいところが、「これが”よせ”なんだなぁ・・・」と哀愁深く、俳句を味わうように食べたいのに、「アッ、お姉ちゃんのほうが多い!」とか、「年下なんだから言う事聞きなさい!」などの、言い争う声を聞きながらでは、食べたものの味をゆっくりと堪能するまでは行きませんでした。だから、お前たちが寝てから、ゆっくりと食べたかったんだよなぁ・・・
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