決め手は?来年3月までの家電購入を考える
巷では冬のボーナスの話題で持ち切りのようで、来年4月からの消費税増税前のこの機会、この時期だからこそ「高額商品を買っておきましょう!」なんて甘~い誘惑の、心がざわめく情報をよく耳にするのですが、買うか買わないか決めるのは「あなたです!」ですから、惑わされずに、自己責任で、しっかりと、見極めてから決定するようにしたいものです。
我が家の場合は「いつ買うの?今でしょ!」なんてホイホイと、電化製品をはじめとする生活必需品でさえも、買い替えが簡単に出来ないのが子育て家庭の性であり、少しでも他人よりも得をしようとか、損をしないようになんて考えてしまうのも人間の性なのです。要は何をどこまでで良しとするのか、”自分との闘い”であると、気持ちを新たに「子育てという修行」に励む毎日であります。
もうひとつの家電製品購入の考え方【我が家の場合】
前回 本当の買い時はいつ?来年3月までの家電購入を考える でご紹介したように、妻の堪忍袋の緒が切れたので、早速、洗濯機の調査に乗り出しました。まずは、「どんな洗濯機が欲しいか?」「これだけは外せない機能は何か?」などを妻から細かくリサーチして、ご機嫌を直していただくことから始めます。だって、10年近く5キロの洗濯機で頑張ってきたのですから、溜まった不満や恨みつらみを聞いてあげないと、後々の生活に大きく関わってきますから、ここのところは慎重に丁寧になりましょう。
リサーチ
体を張って行動で示しましょう。
仕事帰りで帰宅前の僅かな時間で家電量販店をリサーチします。(ポイント1:わざわざ仕事で疲れているのに、短い時間を利用して見てきたという、大変さをアピール出来る最大のチャンス)
やることは洗濯機メーカー各社のパンフレットを掻き集めます。決して店員が近づいて来てもすぐに声を掛けられないような間合いを保ちつつ、歩きながら見て回るのがコツです。(ポイント2:大体3回位、足を運んで見てくると妻から「もういいから・・・」とお許しのお言葉が聞けます)
具体的検討
これで第一段階突破です。おめでとうございます。妻もここまでくれば、話を聞いてもらえる状態となりますから、具体的な検討をはじめます。
家電量販店では、店側が売りたい商品が並んでいますから、買い手が買いたい商品が並んでいる訳ではないことを理解しましょう。並んでいる商品しかない!訳ではなく、置いていないだけであることを。
実際に家電量販店で実地調査をして、更にその時に持ち帰った洗濯機のカタログを調べてみた結果、「上には上があり下には下がある」ことが分かりました。
最上級洗濯機はこれでもかというほどの、滅多に使いそうにない機能までも搭載しており、簡易的な洗濯機は昔ながらの洗濯槽と脱水槽が分かれている半自動2槽式の洗濯機であり、「機能=価格」が比例して連動しています。
カタログは最終ページに出ている「ラインアップ一覧表」で機能などを比較検討して、分からない機能だけを説明ページで補足確認するほうが効率的だと思います。(ポイント3:妻への報告と説明は簡潔に短く要点をまとめて行いましょう。そうしないと「昔から」とか「いつも」などの発火性の高い言葉から火がついて、機嫌が大炎上する可能性がありますから、爆発物を扱うつもりで気を引き締めて取り掛かりましょう。無事にここまでクリア出来れば、第3段階の仮免許を取得したのと同じです。おめでとうございます。後は洗濯機を選択していくだけですから、あと一息頑張りましょう!)
洗濯の選択は1,000択ではなく3択で選びましょう
我が家では、①タイプ、②容量、③機能、の3点に絞り込んで洗濯機を選びました。
(なお、子育て家庭では、半自動の2槽分離式洗濯機では稼動中は半分付きっきりとなるため、運用上無理があり、容量も大きいものがないので対象から外しました)
①タイプは、A:ドラム式、B:タテ型 → B:タテ型を選択。
理由は、a:ドラム式の方がビジュアル的にも先進性でも高機能(例えば使用水量がタテ型の半分で済むなど)だが、タテ型よりも価格は割高。
b:ドラム式はドラムが斜め構造となっている分、タテ型同容量よりもひと回り寸法が大きくなり、洗濯槽扉の開け閉め分もあるので、洗濯機を置くスペースを大きく取ると、浴室の出入りが大変になる。また、現在使用している洗濯機がタテ型であり、洗濯槽の蓋を開けっ放しにしておけば、蓋の開け閉めなく子供たちが洗濯物を入れる(ほとんど投げ込んでいるが・・・)ことが出来る。
②容量は、A:8㎏以下、B:9㎏以上 → B:9㎏以上を選択。
理由は、a:メーカー各社の商品ラインアップでは7㎏が主流だが、家族4人で7㎏では1回で洗濯が終わらない(特に週末は子供たちが、体操着などの洗い物をゴッソリと持ち帰ります)。b:今後10年は使うことを考えると9㎏以上は欲しい(メーカー各社のカタログを見ると、日立は10㎏タイプが最大だが、他のメーカーは9㎏タイプが最大のサイズだった)。c:9㎏タイプのタテ型は、我が家で使っている5㎏タイプと外寸法が変わらない(外寸法は変わらず中の洗濯槽が大型になっている)。
③機能は、A:洗濯+乾燥、B:洗濯のみ → B:洗濯のみ(乾燥なしの全自動タテ型)を選択。
理由は、a:乾燥機能は使わないので不要(乾燥機能が付いているタイプほど、他にも機能が付いて割高であり、機能が多いほど操作パネルの項目が多くなり、恐らく使わない機能も多くなる)。 b:乾燥時間は最大120分位はかかるらしい(電気代を考えると?・・・だったらコインランドリーでパワフルに乾かします。我が家の場合、今まで年に1回コインランドリーを使うかどうかでしたから要りません)。
洗濯ものが洗濯槽内で回っている様子を見て感動しました
リサーチをして、具体的に検討をして、3択で決め手を絞り込んだ結果、我が家の買い替え洗濯機は「タテ型9㎏全自動洗濯機(乾燥機能なし)」で探すことにしました。
まず、価格.comなんかで最安値を調べておくと便利です。そして、申し訳ないですが家電量販店には8㎏タイプはあっても、9㎏タイプは無かったので、 楽天市場 で探してみたところ、最安値前後の価格の洗濯機がありました。
ただ、昨年2012年夏の製品で俗に言う「型落ち」と言われるタイプです。
やっと見つけた洗濯機候補を妻に報告すると、「型落ちでもいいじゃない。機能が同じで安いんだったら」とあっさり了承後に、妻「もう新しいのを頼んだんでしょ?」、私「まだこれからだけど」、妻「何でまだ買ってないよのぉ!在庫が無くなったらどうすんの?もう5㎏で2回洗いは嫌なんだから!」と、力強い後押しがあったので、無事に購入の運びとなりました。目出度しメデタシ。
増税前の家電製品購入のまとめ
来年4月からの消費税増税前の購入基準としては、①慌てて購入をせずに冷静に考える、②家電製品は型落ちの方がお得な場合がある、③値落ちしずらいものを検討して購入する(ブランド品や高額商品など)、以上3点が重要だと思われます。
でも、寝ても覚めても死ぬほど欲しいものは、増税前に購入しておいた方が良いでしょうね。健康に悪いので、病気になってしまっては本末転倒ですから。
しかし、歴史に習えば初めて消費税が導入された時や、消費税が5%に増税された時に起きた事例として、増税後には一気に消費が冷え込みましたから、ものによっては売り手も赤字覚悟で投げ売りする場合があったので、「慌てて買わなきゃよかった・・・」なんて声を聞いたことがありました。
ということは、消費税増税前に「買える」「替える」ことが無理なく出来るのであればそれが正解であり、無理をすると後悔する結果となりやすいともいえますので、紹介した事例を参考にして楽しく賢く購入をされてください。