『電気ご使用量のお知らせ』が来たので電気を賢く使いましょう。
福島原発をはじめとする、東京電力関連の連日の不祥事ニュースを耳にするたびに、電気そのものの考え方を、抜本的に改善する必要があるのではないかと、思わずにおえません。昔、倉本聡の「北の国から」の中で、五郎さん(田中邦衛)が電気の無い原始的な生活をしていると、笠松のじいさん(大友柳太郎)が「電気という便利なものがあるのになぜ使わん」「自分達の世代が貧しさに耐え、便利な世の中にせっかくしたというのに、なぜ電気を引かん」と、責めるシーンがありましたが、今の時代から見ると、電気の良いところばかりを見て、負のリスクを置き去りにした考え方でした。「便利=良い」を突き通し、「汚染=悪」を隠ぺいして、ツケを後回しにしてしまった以上、前の世代の高いツケを払い続けなければならないのですね。
まあ、愚痴はこのくらいにして、また容赦なく来ました、電気料金。正確には「電気ご利用量のお知らせ」が、我が家に届きました。賢く電気を使うためにも、「電気ご利用量のお知らせ」のデータを、毎月、家計簿に記録したり、PCを使い、エクセルでグラフ化したりするのは面倒だと思っていたら、便利なものがありました。
「東京電力」のホームページを調べていたら、「でんき家計簿」という、電気をでんきと平仮名で表現したものがあったのです。これは、年間の電気使用量をグラフ化したり、数値を一覧表にして、面倒な入力なしで比べて見ることが出来るのです。
で、早速「電気ご利用量のお知らせ」を手元に置いて、登録をしてみました。が、ここでご注意を!必要事項の入力が終わっても、すぐに「でんき家計簿」が使える訳ではないんですね。まあ、他人の「電気ご利用量のお知らせ」を入手して、悪用されないようにするためなのでしょう。
ネット上から申し込みをして待つ事1週間、目隠しハガキとなっている郵便はがきが、東京電力から届きました。便利なネットから申し込んで、その後、レトロな郵便はがきで届くとは、何とも不思議なシステムです。しかし、原始的な方法のほうが、便利だったり、確実だったりすることもあります。例えば、メールよりもFAX、エレベーターやエスカレーターよりも階段などなど・・・、まだまだ原始的と思えるものの方が、いざという時、災害時の時、に威力を発揮するので、TPOに合わせて賢く使い分けたいものです。
目隠しハガキを剥がして開封すると、左面には【「でんき家計簿」認証コードのお知らせ】と題して、「店所コード」「お客様番号」「認証コード」が印字されていました。右面には【~認証コードの入力について~】と題して、認証コードを使った入力、登録、閲覧の方法が書かれていました。
さっそく、「東京電力ホームページ」内の「でんき家計簿」をクリック→「でんき家計簿」のログイン画面から、「ログイン/会員登録(無料)はこちら」をクリック→登録時の設定した「ID」と「パスワード」を入力して「→ログイン」バナーをクリック→画面左の「認証コード入力」ボタンをクリック→ハガキに記載されている「認証コード」(8桁)を「認証コード」欄に入力して「次へ」ボタンをクリック→「申込認証コード確認」画面の内容を確認して「認証する」ボタンをクリック→「会員ホームへ」ボタンをクリックして、登録した契約情報を見る事が出来るようになります。
「会員ホーム」では、「グラフ」「一覧」「当月詳細」以外にも、ユーザー登録情報などが、クリックひとつで切り替えて、見る事が出来ます。それも「グラフ」では1年間、「一覧」では2年間のデーターを面倒な入力管理をせずに見れますから、①季節毎の電気使用量の変化、②同契約内容の平均値(折れ線で表示)と比較することも出来ます。
我が家の場合は、イマイチ根拠と信頼性に欠ける、同契約電気使用量の平均値折れ線グラフよりも、我が家の電気使用量棒グラフのほうが、通年で電気使用量は下回っていますが、希望的願望目標が5,000円/月以内なので、現在は20%オーバー状態です。
また、東日本原発大震災以降、電気の単価が上がり続けていますから、昨年と同じ電気使用量では、電気料金は必然的に増えていってしまいます。やはり、「いかに電気を使わないか!」「いかに電気使用量を減らすか!」を気合いを持って実行しなければ、電気料金を減らすことが出来なさそうです。
実は「でんき家計簿」のデータを利用して、電気使用量だけでなく、電気料金の分析をしてみました。すると、単純計算で平成23年11月の1kwh当たりの単価は24.5円に対して、平成25年10月では28.8円と、4.3円の値上がりをしていました。その他にもイロイロと分析していくと、「何で何銭なんて単価使ってんだ?本来、電気の単価は銭単位の安さじゃないのか?」「ろくな経営も出来ず、国営化もされずに、足りなきゃ税金をつぎ込んでもらえる民間企業なんて、日本の電力会社以外にないじゃないか!」などと、腹わたが煮えくり返ってきますから、データ分析はほどほどにしておくことが、健康のためにも賢明な分析方法かも知れません。
しかし、電気使用量を減らすための努力にも、限界ってもんがありますから、一時的に軽自動車を新車で1台買える予算をかけてでも、長期的に削減出来る見込みがあれば、【無料・最安】価格.comの太陽光発電一括見積り!複数社の見積りを比較!で、検討する方法もアリなんでしょうね。でも、暮しと家計に余裕の無い我が家では、とりあえず出来そうな対策として、電灯のLED化と古くなった家電の見直しをしてみようと思います。無理せず、背丈の合った生活が第一ですから。