この季節になると街が真っ赤に染まって見える原因を探してみました
クリスマス1カ月前の、この季節になると紅葉が映えて見えますから、演歌の世界では「山が燃える」なんて例えられたりします。
下の写真は箱根湯本の早川沿いの風景です。10月に台風が来りと、温暖化の影響がありましたが、やっと「山が燻ぶり」出した感じがします。
ご覧のように箱根湯本の駅前には、平日というのに(私は仕事で箱根でしたが)もの凄い、人・ひと・ヒト・・・普段は閑古鳥が鳴いている駅前のお土産物屋さんも、この季節ばかりは、暴動によって店が襲われて略奪に遭っているかの如く、地獄絵図にも似た、もの凄い光景となっていました。本当にみなさん、紅葉を楽しむために来られたのでしょうか・・・
また、車と車の間をすり抜けて道を横断する人が多いこと・・・それもソフトクリームや温泉まんじゅうなんかを食べながら、傍若無人に車と車の間をすり抜け歩きながら横断するんです。良い子のみなさんは、マネをしないようにお願いします。
山が紅葉なら、街はどんな色に染まっているのか調べてみました
この季節になると、新聞折り込みのチラシは「赤一色」となります。クリスマスプレゼントをPRする赤、パーティーの食事をPRする肉類の赤、解禁されたワインをPRする赤、お正月のおせち料理をPRする赤、カニ・エビ類をPRする赤・・・数え上げればキリがないほどの「真っ赤な食材」が、これでもかと言うほどの自己主張で強く訴えかけてきます。
そして街に目を向けてみると居ました!
真っ赤な衣装を身にまとい、不敵な笑いを浮かべながら、クリスマスの1ヵ月以上前から1日中街に立ち、これでもかと言うほどの自己主張を体現している人が・・・
でも、これって昔から疑問に思っていたのですが、ポン引きや客引き行為には当たらないんでしょうか。チョット微妙な宣伝行為のような気がするのは私だけでしょうか。
まあ、任意同行を求められたとしても、こう見えて案外簡単に白状するようなタマではないような気がします。だからこそ、こんなにも堂々と自信満々に満面の笑みで、強く訴えかけることが出来るのでしょう。やさしそうに見える人ほど恐いものですから(若山富三郎先生のように)お見それしました。今後、この場所を通る時は勧誘ではなく誘惑に負けないように、走って通り過ぎますのでその時は見逃して下さい。
街も真っ赤に染まったモノや場所しかないのか?
恐怖のカーネルおじさんから命からがら逃げると、今度は茅ヶ崎駅ビルの茅ヶ崎ラスカの、クリスマス仕様のショーウインドウが目に飛び込んで来ました。こちらは赤い季節の中にあって、青を基調としたディスプレイとなっていましたから、チョッとホッと出来ました。
と、思っていたら、ショーウインドウの並びのお花屋さんが真っ赤に染まっていました。これはどうした事かと調べてみると、布施明の歌からメジャーとなった「シクラメン」をはじめ、私の友人が上司のお宅にお邪魔した時に、「綺麗なシクラメンですね」と奥さんにリップサービスをしたら、「これポインセチアですけどぉ↘」と怒りを堪えた返答で有名な「ポインセチア」など、とにかく「真っ赤なお花」ばかりが雛壇に並んでいるではありませんか。
真っ赤な色にお腹一杯になりながら、諦めムードでふっと見たら、お花屋さんの雛壇右端に青っぽいものが・・・よぉーく見るとポインセチアのようですが、色が青です。こんなことがあって良いのか戸惑いながら、「何だこれ?」と思ったのでお店の方に聞いてみようとしたら、暗くなってからがかき入れどきの時間帯では、冷やかしの質問はご法度ですから、自宅に帰ってから自分で調べてみました。
どぉおーも、弱い光を浴びると蛍光色のように青白く光り輝く正体は、「プリザーブドフラワー(Preserved Flower)」と呼ばれる加工を施されたお花のようでした。水の代わりに特殊な液体を植物本体が吸い上げると、花や葉の色まで変化する上に長期保存が効く植物に変身するのです。また、近年ではテレビでも「青い薔薇」などが紹介されて、一段と人気が高くなっているそうです。
青い薔薇の正体はプリザーブドフラワーでした。
花と緑とおもてなし 日比谷花壇(hibiyakadan.com)では、12月の誕生石「ターコイズ」をイメージした色合いの、プリザーブドローズを溢れるほどに使った、バースデーフラワーギフトが12月の贈り物としてオススメです。
(12月のバースストーン プリザーブド&アーティフィシャルアレンジメント「ターコイズ」5,250円 (本体価格:5,000円)
この商品は、美しい時をとどめた愛らしいプリザーブドアレンジメントで、花色にあわせた小花柄の花器には、ターコイズ風オーナメントがキラリと光る、ペールピンクのリボンチャームがエレガントに揺れています。
12月の贈り物として、バースデーフラワーギフトとして、青い薔薇の花言葉「夢はかなう」はいかがでしょうか。
ちなみに、「プリザーブ」 (preserve) とは、英語で「保存する」の意味です。綺麗な状態のまま枯れずに長期間お花を楽しめるとは、差し詰め「お花の剥製」とでも言えるでしょうか。また、プリザーブドフラワーは、生花には無いと言うか、出来ない、ありえない色合いの花が楽しめてしまうのも魅力です。掟破りのビックリするような花の色を見たら、それはプリザーブドフラワーかも知れません。そしてうれしい事に、花粉アレルギーの心配がありませんから、贈っても、贈られても喜ばれるお花と言えます。
最後に、そんな魔法のようなプリザーブドフラワーですから、さぞ取り扱いは面倒なのだろうと想われがちですが、実はこれと言って特別なお手入れ方法はありません。
実はプリザーブドフラワーの本当の正体はグレムリンでした。
が、・・・注意する点が3点ほどあります。
それは、クリスマスに贈られた珍しいペットの飼育方法に関して、三つの約束を守って育てることを教えられるのですが、3つのルールが1つずつ破られる度に、大騒動が起きてしまう映画「グレムリン」(Gremlins)と同じです。
①光に当ててはいけない。
・モグワイ(ギズモ)は、光が苦手で太陽光には弱く、長い間当たると死んでしまいましたが、プリザーブドフラワーも直射日光の当たる場所に置かないでください。褪色することがあります。②水をかけたり、濡らしてはいけない。
・モグワイ(ギズモ)は、水がかかると細胞分裂を起こし、急激に邪悪な生き物として繁殖をしましたが、プリザーブドフラワーも湿気の多い場所が苦手ですから濡らさないでください。それでいてエアコンやヒーターの風を直接当ててしまうと、乾燥しすぎて、花びらがひび割れてしまうことがあります。③真夜中に食べ物を与えてはいけない。
・モグワイ(ギズモ)の飼育方法の中でも、最も重要なルールです。これを破ると、見た目も性格も凶暴悪辣な「グレムリン」に豹変してしまいます。プリザーブドフラワーも同じで、お水はあげないでください。これを破ると、見た目も最悪に色あせ、液漏れ、花びらの劣化で枯れてしまいます。
以上の3つのルールを守り、湿気と高温と埃を避けて、湿度30~50%、温度18~22℃の最適な環境ならば、5年は楽しめるといわれていますので、「グレムリン」に豹変させないように注意しましょう。
「山は燃え、街は真っ赤に萌える」季節となりました。皆さんのお家にも、サンタクロースからクリスマスプレゼントが届きますように・・・