ザクとうふは「キヌとはちがったのだよ、キヌとは!!」
本来は、MS-06ーZAKU(ザク)の後継機として、砂漠を舞台にとても漢(あえてこの場合は漢と書いて”おとこ”と読みます。どうしてかは、話が長くなるので話に付いて来れる方だけ理解してください)と漢のぶつかり合う、ハードボイルドな世界の話の中で、MS-07B-GUFU(グフ)に搭乗する歴戦のパイロット「ラン・バ・ラル」が、ガンダムと戦った時に言ったセリフ「ザクとはちがうのだよ、ザクとは!!」(話に付いて来れる方だけ、付いて来て下さい。どうしてこういう決めセリフを吐いたか分かりますよね)を、大胆にもモジッたのです。
キヌとはちがうのだよ、キヌとは!!
販売ショーケースには、先を争い合って血の雨が降らないように、十分な数量が確保されており、安全面にも十分に配慮をしていますね。私が、携帯電話のカメラで写真を撮ったり、商品を綿密に調査をしていると、子供たちが大きな声で「何で写真を撮るのぉ?写真見せてー!撮らせてぇー!」と叫び、調査の邪魔をして大変なので「豆腐もザクになるところまでついに来たんだよ。だから調べているんだ」と、分かり易く説明をしました。
ザクとうふ(10機)価格:1,800円(税込、送料別) |
★そして富野監督は、誕生から50年経つテレビアニメを「手塚治虫という天才がいたおかげで新しい媒体ができ、その成長過程を見ることができた」と振り返っています。ただ、番組の視聴率が悪化してスタッフ全員が呼び出され、手塚先生から「君たち、これだけ視聴率が落ちているのは、同じようなことをやっているからですよ!」と怒鳴られ、「キレる手塚先生」の姿を目の当たりにしたそうです。当時から「アニメの製作にはお金が掛かる!」と言われていましたから、製作費のことも考えなければならない、シビアな世界が存在していました。ですから、製作費も考え「キレる」からこそ、天才だったのかも知れません。★ |
販売ショーケース一面に広がる、ザクの緑の海は圧倒的な物量です。さすが「量産型」と思わざるおえません。「とうふ」としては、チョット高めのお値段ですが、枝豆を使って付加価値を上げて改良を加えており、「とうふ」としては「シャアザク」並みに30%は性能が上がり、「質」の高い「とうふ」となっています。
自称「ガンダムファン」なら、必ず知っていなければならない決めセリフをモジっている点も、かなりの高得点です。でも、いったい「キヌ」とは何とどうちがうのでしょうか・・・ちなみに、本来のザクの決めセリフとしては「自分はあのキヌは見ていません!!」(byジーン)が正解ではないかと思いますが、ここまで付いて来られた方ならどうモジりますか?
えっ、それでザクとうふの中身はどうなっていたかというと、マニアが泣いて喜ぶほどの徹底したこだわりのコンセプトに、購買意欲を掻き立てられましたので、買ってきて家族全員で食べました。味は「濃厚!枝豆風味」と書いてありましたが、思ったより香りも味も枝豆を食べているような感じではなく、逆に何となく枝豆の風味が口の中に広がる程度で食べやすく、それでいてクリーミーでまろやかな洋菓子のデザートを思わせる食感の良さは、アッと言う間に「ザクとうふ」を平らげて撃破してしまった、子どもたちの食欲に出ていました。確かに「キヌとはちがう!!」でした。
ザクヘッドのパッケージは、緑色も鮮やかな本物志向の出来栄えです。ですから、「食べ終わったら、コレ私の!」「あっ、ダメだよ、おねえちゃん!」と、食べる前からザクヘッドの容器をめぐり、姉弟の戦争です。でも、「これはお父さんのだからね!!」と、力づくで私が自分のものにしてしまったのは、子供っぽかったかなぁ・・・でも、欲しかったんだもん。
最後に「ザクとうふ」を発売された相模屋とうふさんは、実は群馬県の会社ですが、なぜに社名が相模屋?・・・と思って調べました。
昭和26年に戦争で夫を失った創業者の「江原ひさ」さんが、生計を支えるために開いた「町のおとうふ店」が前身だそうで、この時、姉夫婦が神奈川県で鉄工所を経営しており、豆腐の製造機械も作っていたので、 機械の用意と職人の紹介を受けたのでした。そして、姉夫婦への感謝の気持ちを込め、姉夫婦が住む地名を屋号につけました。相模屋の「相模」は、神奈川県の古い国名「相模」を意味します。とありました。
今後も、墨を生かした「黒い三連星とうふ」や、赤トウガラシを生かした「シャア専用とうふシリーズ」など、夢の膨らむ楽しい豆腐を期待したいです。
つづく・・・