MSとMAを理解してから食べると更においしくなる!
前回ご紹介したお豆腐の相模屋とうふさんが、またもや期待を良い意味で裏切る新作を発売されました。今回は、なんとMSではなくMAですよ、MA!!さあ、話について来れる方だけついて来て下さい。ガンダムワールドがよく分からない方は、大人のディープな話が登場しますので、分からない箇所は読み飛ばしていただき、「つっ・・・ついに、こっ・・・こんなものが発売されてしまったのかぁ・・・っ・・・」と、今までの自分の人生はいったい何だったのだろう・・・くらいの、人生観が変わってしまうほどの衝撃を、感じていただけましたら幸いです。
まずはMSを知るところから始めましょう。
モビルスーツ (MOBILE SUIT=MS) は、アニメ『機動戦士ガンダム』をはじめとする、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の人型兵器の名称です。簡単に言ってしまえばロボットの発展型で、ほとんどの場合人型をした有人機動兵器の事を指します。
英題では『機動戦士』にあたる部分にこの語が使用され、『Mobile Suit Gundam』(モビルスーツ・ガンダム)が、正式な英題です。
なお、『機動戦士ガンダム』をはじめとする作品群の舞台となる「宇宙世紀」におけるモビルスーツ(Mobile Suit=MS)は、”Mobile Space Utility Instrument Tactical” を略して「戦術汎用宇宙機器」の意味をあらわしています。
そんな『ガンダム』ですが、実は放映当初から爆発的なブームに火がついた訳ではなく、当初の計画では、最後まで敵側ジオン軍のモビルスーツは、ザクのみで通す予定でした。しかし、視聴率が低下していたことから、複数の目新しい敵の新型機を、次から次へと登場させざるを得なくなり、さらには苦し紛れに非人間型の怪獣的なMA(モビルアーマー)『ビグ・ザム』まで登場することになったのでした。
当初「非人間型MSの登場」は、リアルなガンダムの世界観を壊してしまうのではないか?と懸念されたのですが、現実の戦争でも戦況の変化と共に、新型兵器が次々と戦線に投入されることは、ごく自然な流れであることを歴史が証明しています。そして結果的には、物語に更なるリアリティを加えることになり、ビジネス的にもバラエティーに富んだ、キャラクタービジネスの大成功へとつながり、今に続いているのです。
製作現場が戦場さながらの臨場感だからこそ生まれたMS
さて、そんなモビルスーツ(< b>MS)は、< b>ザク(MS-05・旧ザク)→ザクⅡ(MS-06F・ZAKU)→グフ(MS07B・GUFU)→ドム(MS-09・DOM)→ゲルググ(MS-14A・GELGOOG)→ギャン(MS-15・GANNまたはGYAN)→そしてジオング(MAN-02・ZIONG)へと発展します。(水陸両用は別の機会に)
苦しい無理やり感がもたらした臨場感溢れるMA
一方、MSに対してモビルアーマー(MA)という概念が確立する以前には、アッザム(MAX-03・AZZEM)という移動多脚砲塔戦車を改良した機体がありましたが、その後、ビグロ(MA-05・BYGRO)→ザクレロ(MA-04X・ZAKRELLO)→そしてビグ・ザム(MA-08・BYG-ZAM)へと発展していきました。(サイコミュ搭載MANは別の機会に)
かなり端折って『機動戦士ガンダム』のファースト・シリーズのMSとMAについて、考えてみましたがいかがだったでしょうか。
まだまだ書き足りないこともありますが、今日のところはこのくらいで許していただき、次回以降に、お豆腐の相模屋とうふさんから発売された、圧倒的大きさのモビルアーマービグ・ザム(MA-08・BYG-ZAM)をご紹介したいと思います。
つづく・・・ジーク!ジオン!