メリークリスマス!清川村宮ヶ瀬のジャンボクリスマスツリー
クリスマスがあっという間に過ぎました。風邪をこじらせてから、咳による睡眠不足にも悩まされ、体調がなかなか戻らないうちに・・・本来、クリスマス前にアップ予定の記事でしたが、来年の参考としていただけましたら幸いです。
さて、行ってきました!11月9日(土)のことですから1ヵ月と少し前に、愛甲郡清川村の宮ヶ瀬ジャンボクリスマスツリーを見に行ってきました。えっ?何でそんな時期に行ったのかって?それは、11月23日(土)から本格的なイルミネーションが始まると混雑がひどく、とてもじゃないですが近寄ることもはばかられる苦い経験から、愛川町の友人宅へお歳暮を届けに行った帰りに行ってみたのでした。(神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬940−5)
今年は宮ヶ瀬ダムが完成して10年、宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい25周年を祝って、清川村役場にも巨大クリスマスツリーを飾り、宮ヶ瀬湖アニバーサリー事業と銘打って、いろいろな企画を展開されています。あれから25年ですか・・・想い返せばその昔、清川村を車で通る時は、鶏のフンの臭いが強く香り窓を開けて走れないとか、虹の大橋が自殺の名所として、異様な観光名所的盛り上がりをみせていましたが、今となっては夢のまた夢といった感じがするほど、雰囲気もイメージもオシャレになったと実感します。
宮ヶ瀬湖畔には、美しく光輝くジャンボクリスマスツリーが(たぶん)登場
空気が冷たくなると、光りモノがとても綺麗に見えます。点灯式ではファンファーレの後、ファイヤーロードが点灯し、カウントダウンによって、ため息が出るほど美しいジャンボクリスマスツリーが点灯します。また、水の郷の樹木にも約10万個のイルミネーションが飾られます。
ちなみにジャンボクリスマスツリーとして、毎年話題を呼ぶ宮ヶ瀬のモミの木は、樹齢100年を超えると推定されており、このモミの木の頂上には2mの星が飾られ、1万個のイルミネーションでデコレーションされることにより、高さ約30mのジャンボクリスマスツリーと変身するのです。まさにモミの木の進化系がジャンボクリスマスツリーといえます。
クリスマスツリー発祥の地として、今年で28回目を数える「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」は、
点灯期間 : 11月23日(土)~12月25日(水)、
点灯時間 : 午後5時~10時(12/14~25は午後11時まで)、
開催場所 : 神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬(宮ヶ瀬湖畔園地・水の郷商店街周辺)で行われ、
期間中は毎週イベントが催されています。
例えば、クリスマスイブとクリスマス当日のイベントは、
12月24日(火)18:00~シュークリームプレゼント(1,000個限定)、19:00~クリスマスコンサート
12月25日(水)18:00~恒例の大抽選会(豪華景品多数!ただし抽選券は当日13:00~販売)
そんな夢のような幻想的な光のメルヘンが広がるのが「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」の会場です。
宮ヶ瀬は11月なのに寒かった
11月23日(土)から光のメルヘンが広がるハズの宮ヶ瀬は・・・ご覧のように寒そうに見えますよね。見ての通り寒いのです。鼻から出る息が白く見えましたから5℃以下です。水の郷商店街の第1駐車場に到着したのが16時30分頃で、本来なら駐車料金を徴収されるのですが、遅過ぎたお蔭で徴収を免れました。これで駐車料金と時間を気にせずに、寒いけど、思う存分楽しめるぞ!と意気込んで、焼き物の香ばしい香りが漂う誘惑を尻目に、水の郷商店街を抜けてメイン階段に来てみると・・・
中国の山水画を思わせる、霧で煙ったパノラマの景色が広がっていました。時折、小雨も降っており子供たちには合羽を着せ、大人は傘を差しての「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」会場見物です。よく「山の天気は変わり易い」と言いますが、宮ヶ瀬も山の中です。十分な防寒対策をして楽しまれてください。
遠く見えるは名物の宮ヶ瀬クリスマスツリー用モミの木
メイン階段上から見ると、30メートルを誇るクリスマスツリー用のモミの木さえも小さく見えてしまいます。現に私が妻に「あれがジャンボツリー用のモミの木だよ」と指を差して言うのに、妻は「うっそぉ~もっと大きいでしょ」と信用しません。こういう会話に、夫婦間の信頼関係が如実に表れることを実感出来ました。これだけでもここに来てみて良かった、収穫だったと、妙な納得の仕方で、体感している寒さから現実逃避をしたくなるほど寒いです。
宮ヶ瀬湖の回りはとても綺麗に整備されていますが、階段や坂が多い割りには、江ノ島のようにエスカレーターやエレベーターなどはありませんから、園内の移動にはロードトレイン「ミーヤ号」と呼ばれる周遊車が便利です。(ただし、無料ではありません。大人300円、小人200円の乗車料金がかかります。)
宮ヶ瀬のモミの木を目指して一目散
階段を下って広場に行ってもいいのですが、帰りは階段を上がって来ないといけないなぁ・・・と考えている間もなく、親に対して下りても良いか聞く事も無く、子供たちは一目散に階段を下って行ってしまいました。こういう行動に、親子間の信頼関係が如実に表れることを実感出来ました。妻の時と同様に、これだけでもここに来てみて良かった、収穫だったと、妙な納得の仕方で、体感している寒さから現実逃避をしたくなるほど、身も心も寒さは募るばかりです。
下に広がる園地の右手奥には、湖畔を彩る光のアーチが現れるハズです。それは315mを超える大つり橋に、壮大なイルミネーションを施すことにより、光のアーチが湖畔園地に登場するハズなのです。またその他にも、水の郷地区のイルミネーションやジャンボクリスマスツリーをはじめ、宮ヶ瀬水の郷大噴水、虹の妖精との幻想的な光のコラボレーションなどなど・・・日中はビニールハウスの骨組みが組まれているようにしか見えない宮ヶ瀬湖畔一帯が、光輝く夢の世界へと変貌する姿を楽しみください。
イラスト掲示板で何かを探す子どもたち
下まで降りて広場に立つと、宮ヶ瀬湖畔園地内のイラスト地図があります。地図を見ながら子供たちは、カルチャーショック状態で固まっています。理由を聞くと「遊具が無い!!」とのこと。そうなんです、ここは景色を楽しみ、雰囲気を楽しむ大人の場所ですから、遊具が欲しければ道路向こうの、のりもの広場に行かないとありませんのでご注意を。
唯一、子供たちが喜んだのは、宮ヶ瀬湖来訪記念の写真を撮るリアルなフレームです。最近、ご当地キャラが流行り出したせいか、いろいろな場所で顔だけを出すタイプも含め、見かける気がするのは私だけでしょうか。
ご褒美に何か食べるものをと言い終わる前に駆け出す子どもたち
だだっ広い園地一帯を見回していると、イルミネーション点灯期間外では大した照明も無く、暗くなる一方ですから、またあの池田屋の階段落ちを思わせる急階段を登らなければなりませんし、ここいらで早々に退散することにしました。
「疲れたぁ」「歩けないぃ」などと駄々をこねていた子供たちでしたが・・・人間目的があると巨人の星の星飛雄馬のように燃えるもので、下から見上げるとウンザリする階段も、子供たちにかかってはただの長い階段としか認識できないようで、ましてや食べ物がかかっていますから、なお更馬力が違ってきます。一目散に駆け上がる力強いその姿には感動すら覚えます。昔の青春ドラマを見ているようでした。
何処に行っても色気よりも食い気の子どもたち
いざ宮ヶ瀬水の郷商店街に行ってみると、ほとんどのお店が閉まりだしていましたが、何とか開いているお店で約束通りに食べるものを調達です。娘はホクホクのお饅頭、息子は大きな串刺し味噌団子です。仲良く食べていると思いきや、娘が「そっちのお団子にすればよかったなぁ・・・チョッと食べさせてぇ」と弟に言いますが、「これは俺のだからお姉ちゃんは自分のを食べればいいでしょ!」と理路整然に言い放ち、ここからいつものバトルが始まりました。子供たちは大体、食べ物のことで喧嘩になることが多いですね。昔から言うように「食い物の恨みは恐ろしい」です。
お腹も満足したし帰りましょう。あたりは恐ろしくなるくらいに真っ暗です。でも、これだから澄んだ空気の中のイルミネーションが映えるのですね。
ちなみに、宮ヶ瀬水の郷大つり橋に設置した315mを誇る光のトンネルと、宮ヶ瀬水の郷大つり橋と園地までの歩道180mは、約30万球のLEDで飾られているそうです。ですから、一帯に広がる幻想的な世界は何より恋人と、特別な時間が過ごせること請け合いです。
ただし、宮ヶ瀬水の郷大つり橋の通行は、宮ヶ瀬湖畔園地内から宮ヶ瀬宮の平方面への一方通行となり、大つり橋を通行するには宮ヶ瀬地区魅力創出協力金として、中学生以上300円の協力金と称する通行券が必要となります。まさに地獄の沙汰も金次第です。
期間中の詳細については、各方面の公式サイトからスケジュールをご覧いただき、クリスマスイルミネーションをお楽しみください。
⇒ 清川村公式サイト(宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい)
⇒ 宮ケ瀬水の郷イベント実行委員会