噴火の心配がない二宮町の吾妻山に行ってきました(登山口までの編)
二宮といえば、昔から二宮金次郎(尊徳)ですが、現在では二宮和也の方が有名になった気がするのは、私だけでしょうか・・・そんな想いを胸に“行ってきました!二宮”、英語だと“I went to Nimnomiya.”です。
二宮、Ninomiya、ニノミヤのうち、楽天市場で購入したお菓子を持って行ってきたのは、神奈川県中郡二宮町にある標高136.2mの吾妻山です。吾妻山公園とも呼ばれています。福島県にも同じ名前の山があるそうですが、こちらの吾妻山(あづまやま)は、噴火の危険がない安全な山です。ですから、子供から杖をついているお年寄りまで、老若男女を問わず人気のスポットとして大変賑わっています。人に例えれば“二宮和也”というのは言いすぎでしょうか。
ここは関東の富士見100景・神奈川の花の名所100選・神奈川の美林50選・神奈川の公園50選などに選ばれているだけに、360度の大パノラマが山頂から楽しめるところが醍醐味です。ですから、辛く長い山道をヒーヒー言いながらも、みなさん登って行くのです。
詳しくは、二宮町HPなどの案内をご覧いただくとして、まずは、登山のスタートです。しかし、巷では「あれは山(Mountain)ではない!丘(hill)だ!」「たかだか標高130メートルじゃないか!」との厳しい声が聞こえそうですが、私にとってはエベレストに匹敵する高さに感じます。
専用駐車場は無料ではありません!
残念ではありますが、最近増えてますよね“1コイン有料駐車場”。ここも専用の駐輪場・駐車場がないので、二宮町生涯学習センター「ラディアン」の隣に用意されている、1回500円の臨時駐車場から微妙な情緒溢れる商店街を歩くこと約15分、JR東海道本線二宮駅から徒歩5分で、吾妻山登山口の入り口 です。
登山口入り口には、“中里上り口”と“役場上り口”があり、“中里上り口”の方は、坂が緩やかなのに対して、“役場登り口”の方は、JR東海道本線二宮駅から近い半面、急な階段が300段も続きとても険しい、私にとって山道となっていました。案内では両登山口とも、山頂までは徒歩40分から50分とのことですが・・・
吾妻山の由来は日本書紀にあり
一般的に「吾妻」の語源は、「日本書紀」の中で、東征の日本武尊(やまとたける)に同行した、日本武尊の妻の弟橘媛(おとたちばなひめ)が、日本武尊のために海神の怒りを鎮める代わりに命を落としました。そして、日本武尊は弟橘媛后の笄(こうがい、髪を留める櫛)を山頂に埋め、「吾妻はや」(吾が妻よ)と嘆いたことに由来するといわれており、日本の東部を「あずま」と呼ぶのは、この故事にちなむと言われています。なんとも、ロマンチックであり、愛の悲劇であり、愛する人のために命を捧げる、なんともいえない深いお話でした。 ちなみに、ここ吾妻山の中腹には、弟橘媛を祀った「吾妻神社」があります。
そんな二宮尊徳翁や二宮和也や“ここも1コイン取るんだ”や“50分も登るのかぁ・・・”や日本書紀の物語を胸に、家族一丸となって吾妻山山頂の菜の花を目指して、アタックしたのでした。