噴火の心配は無かったが二宮町の吾妻山は高かった(山頂までの編)
さて、神奈川県中郡二宮町にある標高136.2mの吾妻山、吾妻山公園への“Road to Azumayama.”ですが、1コイン有料駐車場やJR東海道線二宮駅から吾妻山登山口に向かうと、吾妻山の東側から頂上まで、階段半分+山道半分で約40分~50分登ることになります。
途中、吾妻山東面から町下を臨める、休憩をすることが出来るベンチがあり、そこからはJR東海道線二宮駅や大磯方面の街と海が見えます。また、吾妻山の所々に桜の樹があり、これからのシーズンは楽しめることでしょう。
そんな想いを胸に、私はといえば「ここまで登って来たのだから、もういいでしょう。」と、下山したい気分なのですが、子供たちは許してくれません。あんなに「階段登るの疲れるぅ~」などと愚痴をこぼしていたのに、登りだしてエンジンが全開になると、無言でどんどん先に進んで行きました。
「あと、5年若ければ、いや30年かな・・・負けないんだけどなぁ・・・」という想いも胸に、すれ違う下山するお年寄りから「ほれ、頑張れ頑張れ!あと半分だぞぉ~」と、疲れ果てた私を見かねて贈るエールを受けながらも「あと、半分もあるのかぁ~」と、さらに疲れを感じながら一歩ずつ進むのでした。
やっとの思いで垂直な急階段が終わり、チップが敷かれたクッション性に富んだ、なだらかな斜面の登山道を登って行くと、山頂の手前に開けた場所が登場し、そこには子供たちの大好きな「ローラー滑り台」がありました。
ローラー滑り台のマットは持って上がりましょう
ここの“ローラー滑り台”の全長は102mで、傾斜は10°です。“お尻に敷くマット”もちゃんと用意されています。しっかりと使用料金は取られますが、中学生以下は無料、高校生以上は1回 100円です。
小学生以下は無料だから、安心して野放しです。気が狂ったように、坂を登っては、滑り、登っては滑り・・・何回滑るんでしょうか。まあ、親にとっては、無料だから本当に安心です。滑り口の小屋には、ゲートが付いていました。ちゃんと、監視されてるんですね。こっそり親も無料で滑る訳には、いかないようです。
やっとの想いでここまでやってきたのだから、早くオニギリを食べたいのに、子供達はローラー滑り台に夢中です。ちょっと混雑しているので、待ち時間も長くなっていますから、いつになったら昼食を食べるのでしょうか・・・捕まえようとすると、走って駆け上がって逃げて行きます。ここでも登山同様に「あと、5年若ければ、いや30年かな・・・負けないんだけどなぁ・・・」と想いながらも、飽きるのを待つのでした。本当に、子育ては忍耐です。