富士サファリパーク(前編)
なかなか記事に出来ていない題材の中から、今回は、昨年9月に行った
「富士サファリパーク」をレポートします。
まず、なぜ9月に行ったのか。答えは、9月30日まで、神奈川/千葉 県民優待キャンペーンをやっていたからです。
事前にキャンペーンチラシを、富士サファリパークのホームページからプリントアウトしてもって行くと、乗用車1台につき1名様の入園料が無料!、ようは運転手の分が無料という訳です。まあ、普通に考えれば、よそ見が出来ない運転手の分は勘弁して欲しい所ですから、当たり前ではありますが、値引きがあるのは助かりますし、どうせなら利用しない手はありません。
それと、ちょうど左腕を骨折した娘でも楽しめる、少しでも元気になれる場所をという、ささやかな親バカ心から、思いきって行くことにしました。また、私も妻も行ったことがないので、いつかは・・・という気持ちもありました。
今回の目当ては、骨折中の娘や3歳の息子も「無料」で参加出来そうな、ミニチュアホースパレードの出演でしたので、お昼頃に到着したら、早速、係りの方から情報収集。しょっちゅう来れる所ではないので、必死です。
昔、ビデオもない時代に、目に焼き付けて覚えておこうと、必死にテレビ番組を観ていた頃の気合いによく似ています。なにせ、「開催日は土日祝」で、「悪天候や駐車場混雑時は中止」となり、そのうえ「定員が9名」というハードルの高さですから、失敗は許されません。
ポイントカードセンターで聞き込みの結果、「バンダナをした係りのお兄さんを見掛けたら、声を掛ける!」という、とてもラフな決まりでしたので、逆刑事モノのように、目立つ場所で張り込みです。しかし、こういう時に限って、子供たちは、「おしっこ」とか、「何かを見つけては走り出し」たり、親の心子知らず、で、ジッとしていてくれません。
早くバンダナ兄ちゃん来てくれよぉ・・・やっと、バンダナ兄さんに会うことが出来、子供たちの首にバンダナを巻いてくれて、集合時間と場所を聞き出すことに成功しました。
優勝パレードか凱旋パレードのスター気分で、満面の笑みで沿道の人々に手を振っています。その代わり、親御さん達は、写真やビデオを撮るために、スターに群がる芸能レポーターを彷彿とさせる走りで、パレードの行列を追いかけていました。先回りをしては撮影をして、また、走って先回りをするの繰り返しは、結構、辛いですが、いい運動になります。
ちなみに、このミニチュアホースパレードですが、体重制限があり、ポニー乗馬50㎏まで、ミニチュアホースカート2名合計45㎏までとなっており、娘が腕を骨折中なので、ミニチュアホースカートを希望したのですが、我が家のお子ちゃまは、2人で41㎏。危ないところでした。
駐車場には、巷で話題のジャングルバスが停まっています。
他に、トラ・ライオン・象などがあります。これで公道を走ったら目立つだろうなぁ・・・
このバスは、窓ガラスがない金網張りのバスで、サファリゾーン周遊の途中で、クマやライオンに、金網ごし20㎝の近さから、餌をあげることが出来て、「猛獣の息づかいまで味わえる!」そうです。ただし、有料です。
詳しくは、富士サファリパーク公式ホームページをご覧下さい。
パレードで大満足の後は、いよいよ本チャンのサファリパーク内へ。
園内は大きく、「サファリゾーン」と「ふれあいゾーン」の2つに分かれており、さらに「サファリゾーン」は、7つに分かれています。富士山をバックに自家用車ごと園中に乗り入れる、所要時間約50分のドライブコースです。
ちなみに、すでに車の中には2頭の猛獣がいるのと一緒です。うるさいです。
2重ゲートをくぐり抜けると、まずは「クマゾーン」。結構、沢山います。「熊は猛獣だったんだなぁ・・・」なんて、当たり前のことに、妙に納得します。
そういえば、クマの爪は鋭く、スナップの効いた引っ掻き攻撃の威力は、馬の首も砕くと聞いた事を想い出しました。悪いことばかり考えると、恐さが倍増していきます。そして、ノロノロと歩くスピードくらいで、前の車についていきます。
道沿いに、注意書きの看板発見!次は「ライオンゾーン」です。
「外に生身の姿で出たら、襲われるんだろうなぁ・・・」と考えると、一層、臨場感と恐怖心が増します。
例の「ジャングルバス」では、金網ごしに猛獣ライオンに餌をあげていました。
回りから観ると、群がるライオンにバスが襲われているように見えてしまいます。
お腹が空いていないライオンは、さすがネコ科らしく、木に登って、やる気のない態度で、餌をむさぼる仲間を見下ろしていました。
本当は、次に「トラゾーン」と「チーターゾーン」があったのですが、頭数が少ない上に、ここでもネコ科らしく、やる気のない、だらけた状態で、身を潜めていましたので、臨場感溢れる生態は見れませんでした。
次に「ゾウゾーン」、洒落ではないですよね。
ゾウの居るエリアは、身体が大きいのと、結構、怒ると獰猛なためか、たっぷりとゾーンの面積が取られているぶん、車から遠目に「ぞうだぁ、ゾウだぁ」と大騒ぎをする状態でした。
本気で怒って向かってこられたら、車もイチコロでしょうから、ある程度の距離を置いた臨場感はそれなりです。
次からは、「一般草食ゾーン」となります。「猛獣ゾーン」の緊張感から開放されて、のんびりと餌をついばむ動物たちが多くなります。
「サイ」は鎧を見にまとっているわりに、愛嬌のある顔に小さな目がチャームポイントです。サイは「角(ツノ)」だけを求めて乱獲された結果、頭数が減っているそうです。近年では、「ツノの薬としての効能は無い」と言われて、立証されているのに、密猟は無くなっていません。
そうこうするうち、草食動物に癒されていると、向こうから「キリン」がやって来ました。
ゆっくりと、車と車の間をぬって歩いて来ました。子供たちは「窓を開けてー!」「触りたいー!」と叫びますが、園内では、始めからドアも窓もロックをかけて、開かないようにしておきましょう。
子供たちは、何をしでかすかわかりませんので、猛獣たちと同じだと思ったほうがいいようです。それにしても、このキリンは、ジャンボマックスみたいに、人が入っていないのかぁ・・・
草食ゾーンにいた、シマウマです。ゼブラ模様は生で観ると、引き込まれそうなインパクトがあります。タテガミは、モヒカン刈りと同じで綺麗に立っています。
愛くるしい草食動物たちの次は、山岳草食ゾーンです。ツノが頭にある動物が、ムシャムシャと草を食べながら、「ギロッ」と冷やかな目だけを向けて、ガンをつけてきます。性質は大人しそうですが、あの冷やかな目は、やはり野生動物ならではの目であり、身近な犬や猫にはない、タダモノではない目だと感じました・・・
そうこうするうちに、サファリゾーンの終了です。生きた動物の生態は、見せ物的な動物園とは違った、生きている野生の状態に近いので、臨場感たっぷりでした。次は、このまま園の外側の駐車場へ誘導され、車を停めてから、歩いて「ふれあいゾーン」へと向かうのでした。つづく・・・
<編集後記>
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
巷では、「ゴールデンウィークだ!」「木更津のアウトレットだ!」「ディズニーリゾートだ!」「第2東名高速道路だ!」・・・なんて大騒ぎしておりますが、私といえば、そんな世間に背を向けて、今日も仕事でございます。
ああ、ありがたい、ありがたい、貧乏なお蔭で、一生働き続けることが出来る。そして、ジィーーーッと手を見る・・・
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最近の、あと2カ月で4歳となる、我が家の「暴れん坊将軍」こと、息子は、「ドラえもん」が大好き。
今夜も「こんなこといいなァ できたらいいなァ あんなゆめ こんなゆめ いっぱいあるけどォ~・・・・・・・
アンアンアン とってもだいすき ドライもん~ 」
思わず「乾いちゃってるよぉー」とヤジを飛ばしました。でも、本人は意味が分からず、応援してもらえたと思い、上機嫌でした。いいなぁ、お前・・・その前向きな姿勢は見習わないとなぁ・・・